1.明るい未来は、今この瞬間の心地よい選択から

 

私たちは、本質的には今この瞬間を生きているのですが、やっぱり未来のことは気になりますよね。

この未来というのは、今の自分次第でもあります。というのも今の積み重ねが未来に繋がっていきますので、今自分に合っている物に囲まれて、自分に合っていることを選択し続けるのなら、未来も自分にとって心地よいものになっているはずなのです。

今、心地よいもの、自分に合っている心地よいことを選択できているのかどうかでもあります。

今、心地良い方を選択できず、明るい未来を思い浮かべようと思っても、過去の上手くいかなかったイメージに引っ張られてしまう時のために、いいイメージ法がありますので、ご紹介させて頂きますね。

FAP療法の開発者、大嶋先生が以前にブログで紹介して下さっていたのですが、これならネガティブなイメージを浮かべてしまうことがあっても行いやすいですので、ぜひやってみて下さいね。

2.過去のイメージに引っ張れてしまう時のためのイメージ法

 

(1)目を閉じて、何度か深呼吸をし肩の力を抜いてリラックスします。肩に力が入っている時は一旦肩を上に持ち上げて、緊張状態を作りフッと吐く息と共に力を抜くと抜きやすくなります。

(2)自然な呼吸を行いながら、両手を前に軽くのばして、右手に意識を向けていきます。右手に未来の最高のイメージを浮かべます。自分がやりたいと思っていたことに取り組んでいたり、気の合う仲間と楽しい時間を過ごしていたり、またそんな出会いがあったりなど。

イメージでは「これは無理かな」は必要ないので、ワクワクする最高の自分をイメージしてみます。イメージなら今この瞬間に海にだって行くイメージは浮かべられますし、宇宙もイメージできちゃいます。イメージは自由ですから、自分次第ということですね。叶う叶わないを考えないのがコツになります。

(3)最高の良いイメージを浮かべたら、左手に軽く意識を向けていきます。左手には、上手くいかない自分をイメージします。イメージですので、こちらも恐れることなくイメージしちゃいます。

                   「うわー!傷だらけの掌」

(上手くいかなかったことは、どんな対策を取るといいのか人が進化してきたポイントでもあります)

(4)最後は、右手と左手を組み合わせて自然に浮かんでくるイメージを待つだけです。最高と最悪が上手く交じり合い、自分にとって程よいイメージが浮かんできたらバッチリです。

これならいけそうと言ったイメージです。辛くはないのですが、飛び跳ねるほど嬉し過ぎることもないじわーッとくるような穏やかで温かい幸せな感覚、まさに中庸です。

「まるで、悟りを得た大仏さんのように穏やかに」

その感じを少し味わい、その後は、無意識さんにお任せします。浮かべて忘れちゃいます。あまり意識しない方が気づいたら「あれー、そうなってる」といった感覚です。

3.イメージ法の前に心の整理をしておきます

 

今、関係性が上手くいっていない方と仲直りしたいイメージもいいのですが、この場合は、よく振り返ってみます。お友達と上手くいかない時は、仲直りが執着になってしまっていないかを振り返ってみます。

例えば、仕事が変わり忙しくなったり、どちらかが結婚したり子供が産まれたりなど、今までとは関係性が変わっても自然なことです。そんな時は、距離をおいた方がいい場合もあります。単に喧嘩した時などもどこか合わなくなったのかもしれません。そのあたりを見直してみます。

もしかすると、離れる時期なのかもしれません。そんな時は、距離を取っていくと今の自分にピッタリの関係性を築ける新しい出会いがあるのかもしれません。そう感じた場合は、今までの関係性を取り戻すことよりも新しい自分に合った出会いをイメージした方がいいのかもしれません。

また、お仕事の場合で上手く言っていない時は、人間関係に捉われてしまうと感情的になり上手くいかなくなります。仕事内容がどうすれば滞りなく進むのか、そのためにはどうすればいいのかに意識が向いた方が上手くいきやすいです。

お仕事の場合は、人との関係性よりもその先の仕事内容に向くと感情的にならず楽にこなせるように思います。つまり、このような場合は、人間関係が上手くいっているイメージよりも仕事が滞りなく最高に上手くいっているイメージの方がしっくりくるのではないかと思います。

そのあたりを少しだけ整理しつつ、先程の(3)の最高の自分を楽しんでイメージして下さいね。

すると(4)のイメージでは、大嶋先生がよく仰っている「凪」が現れてくるように思います。「凪」とは、興奮するテンションが高い感じとは違っていて、程よい感じのイメージです。どんなイメージが浮かび上がってくるのか、楽しみです。