【シリーズ】“私”とつながりなおす 心の声を取り戻す旅
「疲れているはずなのに、やめられない」そんなことありませんか?
頑張りすぎてしまう。 やめたいと思っているのに、やめられない。 そんな風に、心と体がちぐはぐになっている感覚を感じたことはありませんか?
私自身も、かつては「もう十分疲れているはずなのに、なぜか動き続けてしまう」「体はしんどいのに“まだやらなきゃ”と頭の声が止まらない」といったことがよくありました。
今思えば、それは“心の声”よりも“思考の声”に従っていたから。 そして、無意識のうちに「感じること」より「考えること」が優先されるようになっていたのです。
感じることにブレーキがかかっていた理由
私たちは、幼い頃から「〇〇してはいけません(私が育ったのは、関西でしたので「あかんやないの」でしたが(笑))」「何やってんのん、ちゃんとせなあかんやん」「よけいなこと、しなさんな」と、やろうとすることや、やってみたことに対する抑圧的な言葉を多く浴びてきました。
その結果、「自分の思う行動をしてはいけない」「思うままやってみると、迷惑をかける」「嫌だという感情を出すと面倒なことになる」と、 いつのまにか“感じること=いけないこと、危険”という無意識の刷り込みができてしまうことがあります。
大人になってからも、悲しいのに「大丈夫です」と笑ったり、 嫌だと感じているのに「気にしないで」と取り繕ったりすることが多くありました。
でもそれは、自分の感情を否定してきた分だけ、 自分の本音がわからなくなっていく、というスパイラルにハマってしまっていたのです。
小さな“ずれ”に気づくことが、自己受容の入り口
「感じる」というのは、何か大きなことを言語化することではなく、 たとえば「ちょっと疲れてるかも」「今日は静かに過ごしたいな」といった、 ささいな身体感覚や気分のゆらぎに気づくことでもあります。
私たちは普段、頭(思考)を優先しすぎて、体の声を置き去りにしがちです。 でも、本当の意味で「今の自分を大切にする」には、 この“心と体の小さなズレ”に気づくことがとても大事なのです。
感情を感じきると、自然と手放せる
不思議なことに、感情は「抑えよう」「なかったことにしよう」とすると、 どんどん強くなって心を占領してしまいます。
でも、「そうか、今私は怒ってるんだね」「寂しかったんだね」と 感じて認めてあげるだけで、感情はゆっくりと溶けていきます。
それはまるで、小さな子どもが泣きやんで抱っこされるように、 心の中の自分が「わかってもらえた」と安心する感覚です。
感情はコントロールするものではなく、“受け止めてあげるもの”なんだと、 私自身も感じるようになりました。
最後に:今日、どんな気分かな?
このブログを読んでくださっている今、 よければ少し目を閉じて、呼吸に意識を向けてみてください。
「今日の私は、どんな気分?」⇒「重い気分それともワクワクしている?」 「体は、どんな感じ?」⇒「気だるいそれとも軽やか?」
ふっと浮かんだ答えを、正解にしなくても大丈夫。 ただ感じて、受けとめてみるだけで、 あなたの心と体の関係は、少しずつ調和に向かっていきます。
心を感じることは、甘えでも、弱さでもなく、 “本当の自分”とのつながりを取り戻す一歩です。
あなたが、あなたのままでいられる日々が増えていきますように。
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私自身が“本当の自分”の声に気づき始めたのは、FAP療法との出会いが大きなきっかけでした。
言葉にならない感情や、理由のわからない生きづらさを、無意識に働きかけていくセラピーです。
セッションでは、過去を無理に思い出す必要はありません。
あなたの「今」に寄り添いながら、静かに、でも確かに、心の奥に変化が起きていく。そんな時間を過ごしていただけます。
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