1. ストレスを感じて食べ過ぎてしまう時は「自動思考」に気付いていく

ストレスを感じると、ついつい食べてしまい止まらなくなっちゃうというのは、結構多いのではないでしょうか?

私が以前通っていたジムでも、皆さん食欲の話題で「お菓子の袋を開けると全部食べてしまうのよ」と言って盛り上がっていたのを思い出します。

私は、長く過食症で悩んできましたので、食欲のコントロールが効かない気持ちはよくわかる気がします。

私の場合、皆さんが食べ過ぎで盛り上がるレベル以上に食べ過ぎていましたが。(笑)

食欲は本能です。意識でコントロールは難しいのに自分でコントロールしようとして、できない自分に自己嫌悪!さらに自分を責めてしまうという負のスパイラルが起きるんですよね。

この自分を責めてしまうことに鍵があります。自分を責めてしまうので次からコントロールしようと決め、案の定失敗してしまうのです。まずは、自分を責めることを止めちゃいます。自分を責めることが一番のストレスになるので。

まずは自分を責め始めたら「ストップ」と声をかけてあげて下さいね。

私たちは人間ですので、完璧にできないことはわかっています。完璧にできないので、それぞれが自分のやれることを担当し、やれるだけのことを行っていく、全体の一部、それが世の中の仕組みです。

にも拘わらず「失敗しちゃいけない」「やらなければ」と全て自分の責任になってしまい、それが、心の深いところで暗示のように刷り込まれていることがあります。

そんな場合、無意識に「完璧にやらなきゃ」とか「上手くやらなきゃ」とか「失敗しちゃいけない」「みっともない」などというネガティブな思いが自動思考のように頭の中を飛びかっています。

自動思考は、もう自分ではありません。幼少期に設定されたもので、その設定に従って反応しているだけです。ここまで、無意識に反応しちゃっているということは、自分以外の存在が単独で活動しているようなもの。怖いですよね。

その反応にひとまず気付いてあげて下さいね。ネガティブな浮かんできた反応をそのままにしていると「ネガティブ思考」にエサをあげているようなもの。「うっしっしーうっしっしー」と、でっかくマンモス化していきます。

出てきたネガティブな自動思考に気付くだけでも、大きくなることを防げます。このように、遊び心でシンプルに捉えてみて下さいね。

 

2.無意識さんと仲良くなるには「心に聞く」

無意識さんの本当の欲求をちゃんと受け止めてストレスフリーな生活にれば、食欲は必要な量に自然に治まっていくものです。

食欲のコントロールは無意識のなかの本能と大きく関係しています。本能は生命維持のために必要なので、意識でコントロールしようと思ってみてもどうにもならないところがあります。

食べ過ぎると太りますが、私の場合は、食べると太るになってしまっていました。よく言われる「食べる罪悪感」ですね。

私は、無意識さんと仲良く交流しながらストレスをためない生活を過ごすためにFAP療法の「心に聞く」という方法を取り入れてみました。

「心に聞く」というのは、簡単に「無意識さん」と繋がる方法です。

私たちの意識には、顕在意識(一般的には意識)と潜在意識(無意識)があります。

顕在意識は、正しい、間違っている、損か得かなどを計算し判断しています。潜在意識は、快、不快などの感覚や感情、感性、それに自律神経など本能的な体の働きも担っている重要な働きです。

知らない間に内臓が働いてくれていますので、知らず知らずのうちに私達を助けてくれているわけです。

この「無意識さんの快」の欲求が状況に応じて上手く満たされていると、心地よく毎日を過ごすことができますが、我慢して抑え込みすぎるとストレスが強くなり、却って周りと調和が取り辛くなってしまいます。

自分の「無意識さん」は何を言っているのか?本音の自分はどんな風に感じ、何を求めているのかをアクセスして聞いていくと本当の自分が見えていきます。案外自分の本音は無視して抑えて生きていることが多いと思うのです。

 

3.「心に聞く」で自分の本音にアクセスしてみる

 

具体的には文字通り「心に聞く」だけなのですが、その時に「心よ」と付け加えてから聞きます。「心よ」が無意識さんを起動させるキーワードです。

人間関係のストレス多いと思うので、まずは人間関係から。

例えば、「心よ。友人に飲み会に誘われたけど行く?」と聞いてみると何となくの感覚が伝わっていきます。「いやー、行きたくないかも・・」

だいたい行きたい時は迷いませんので、心に聞く前に「行きます」とラインの返事を返しているものです。「心に聞く」という時は、あまり行きたくない可能性が高いともいえるかもしれません。

「心に聞き」自分で確認することが大事です。しっかり「やめておこう」と実感してからお断りをすると、余裕を持って自然に「ごめんね。今回はちょっと疲れているからパスさせてね」と軽く断れたりするものです。

心で実感しないで断るとゆとりがなくなり「付き合いが悪いと思われないかな」と不安なあまり却ってつっけんどうな言い方で「やめておきます」と、ストレートになってしまいがち。しっかり自分の「心に聞き」自分の感覚を実感してから、ゆとりを持ってフワーッとお断りしちゃいましょう。

まずは、自分の心と体の健康から、その時間の確保も大事ですよねー。

何でもふと思った時に「心よ」とつけて聞いてみて下さい。聞いていきながら「無意識さん」とコミュニケーションを取っていくのですが、コミュニケーションが取れてくると、ストレスフリーな毎日が間違いなし。(個人差がありますが(笑))

かなり話が逸れてしまいましたが今回のテーマ、ストレスから食欲が止まらない時「心よ。このお菓子食べたい?」と聞いてみます。「食べたい」となったらじっくり味わって食べて、また少しして「心よ。このお菓子まだ食べたい?」と再度聞いてみます。

体は、ちゃんと反応してくれますので、食べ過ぎる前に「もういいかな」となります。心の声を無視すると、気付いた時には、お菓子の袋の中身は最後の一つになってしまいます。(笑)

心に聞きながら、本当のストレスの原因を感じ取ってみて下さいね。食欲のコントロールが効かない時は、その前にストレスを感じること、自分を責めてしまうことがあるはずなので。

心に聞く習慣が身についていくと、食べる前に本当ストレスの原因が見えてきて「お菓子は、今日はいらないね」と反応が返ってくるようになります。すると、ダイエットを意識せずにベスト体重になるかも!

それを楽しみに、ぜひぜひ「心に聞く」を習慣づけて下さいね。簡単な方法ですが、慣れるまでのコツや上手くいかない時の解消法などもございますので、「心に聞く」詳しくはこちらを参照願います。