【シリーズ】“私”とつながりなおす 心の声を取り戻す


1. 「自分を大切にするって、どうやるの?」

「もっと自分を大切にしていいんだよ」
そう言われても、どうすればいいのかわからなかった時期が私にもありました。

頭ではわかっている。
無理しすぎるのはよくない、ちゃんと休まないと…。
でも実際には、つい頑張ってしまう。断れない。人に合わせてしまう。

私の場合、母に合わせて母のためにと動きすぎて、ふと
「私ばっかり我慢してる」と心の中でつぶやいている自分がいました。


2. 「やさしくしたい」気持ちはあるのに、うまく向けられない

本当は、自分にもやさしくしたいんです。
でも、誰かにやさしくする方法は知っていても、自分へのやさしさは後回し。

「もっとがんばらないとダメだよ」
「こんなんじゃ誰の役にも立たない」
そんなふうに、自分に対してだけ厳しい言葉を投げていたことに気づいた時、
胸がぎゅっと重苦しくなりました。

やさしさって、本来は誰に対しても向けられるものなのに、
なぜか自分だけが対象外になってしまっていたのです。


3. 「誰も責めていないのに、自分だけが自分を責めていた」

「もっと○○しないとダメ」
「これくらいやって当然」

そんな“自分ルール”に縛られていたことに気づいたのは、
心が限界を迎えて倒れこむように休んだ時のことでした。

数日間、何もする気がなく冷凍して作り置きしていたお料理を温めるだけ。買い物にも行けず、掃除は一切手つかず、人にお会いするイベント等は全てお断りすることに。

寝たきり状態の数日間を過ごし気付いたことは

誰も私を責めていないということ。
それなのに、私はずっと自分だけを責め続けていたんです。

そのことに気づいて、
ようやく「休むこと」「甘えること」「ひとりの時間を持つこと」に罪悪感を抱かずにいられるようになってきました。


4. やさしさを「自分に向ける」という選択肢

自分を大切にするって、
誰かと比べて「もっとこうすべき」と思うことではなく、
「今の自分に何が必要かな」と問いかけることから始まるんだと思います。

疲れていたら、少しだけ横になる。
心がさみしかったら、好きな音楽を聴いたり、やさしいヒーリング音楽をBGMにしたりして
「大丈夫だよ」と言ってくれる誰かの声を思い出してみる。

そうやって、
小さなひとつひとつの行動で「やさしさ」を自分に向けていく。
それが「自分を大切にする」というとてもシンプルなことなんじゃないかと思うのです。


5. 最後に:やさしさは、あたたかく循環していく

不思議なことに、自分にやさしくできるようになると、
人の言葉にも敏感になりすぎず、穏やかに受けとめられるようになっていきます。

それは、自分の中に「安心」が生まれてくるから。

“やさしさ”は、いつでも、どこからでも、
あたたかく、静かに、私たちの内側から循環を始めていくものです。

やさしく人に接していると、そのやさしさが自分に還ってくる。

やさしく接した人からではなく別の人から還ってくることもある。別の人から還ってくる時の方が倍になって還ってくることがあるから面白い!

今日、ほんの少しでも「自分のために」時間をとってみてください。
それは、あなた自身に向けたやさしいギフトになるはずです。

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私自身が“本当の自分”の声に気づき始めたのは、FAP療法との出会いが大きなきっかけでした。
言葉にならない感情や、理由のわからない生きづらさを、無意識に働きかけていくセラピーです。

セッションでは、過去を無理に思い出す必要はありません。
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