1.自己肯定感の低い自分を認めちゃいます

 

私は、自分で考えて自分で決めて行動することが長い間できませんでした。自己肯定感が低く「自分は、こう思う」という考えが全くなく、人の意見に「はい」「それで、いいよ」と乗っかっていました。

人は、それぞれ考え方や思いは違いますから「私」という人間をどんな形であっても表現していないと、生きている実感がしないものです。

「私」を表現したり、伝えたりするためには、自分が思っていることをハッキリ実感しないと伝えたり表現できませんよね。自分が思っていることにOKサインを出すには、自己を肯定する必要があります。

どんな自分であっても「こう思っている」と肯定するには、明石家さんまの名言「生きてるだけで儲けもの」この感覚をつかむと良さそうです。(笑)

悩んでいる時は、どうしても自己肯定感が低くなっていると思います。自己肯定感が低いと自己主張、自己表現ができませんので、生きていても何だか虚しい感じがしてきます。

私の場合、この何とも言えない虚しさから口寂しくなり食べ始めると止まらなくなることがよくありました。

まずは、口寂しくて食べ過ぎる自分を認めちゃいます。「ちょとばかり、ストレスの解消方法が不器用なんだよね。今まで、自分を抑えてきたからだよね」と、どんどん認めていきます。

 

2. 自己肯定感を上げるには、自分の考えを自分でつかむ

 

自分の思いを無理に主張しようとするとストレスが高くなり、より緊張してしまいます。まずは、自分に対して主張する練習から始めていきます。

少し私の過去の話になりますが、30代の頃に勤めていた職場で、会議の時に自分の考えが全くなく、頭が真っ白で自己主張が出来ず「卑怯」と言われたこともありました。自分の考えがないと言うことは、自分で仕事の責任を取らないと受けとめられたからなのです。

「卑怯」と言った方の思いは理解できるのですが、そうは言え「自分の考えが浮かばないんだもん、自分の考えを持つのには苦労するのよ」というのが私の思いなのですが、それを言っても、より批判されるだけなんですよね。(笑)

考えすぎて頭が真っ白になるというのは、逆に真面目で責任感が強い一面があるということも言えるので「きっちりと考えて答えなきゃ」というのが却ってあだになってしまいます。

そんな私が、少しずつ思ったことを自然に話していると思う時が増えてきました。「自分の考えを持っているな」という感覚です。

このような自己肯定感が上っていくと、人間関係で傷つくことも少なくなっていきますので、一石二鳥です。

 

3. 自分を認めて自分の考えを持つために簡単にできること

 

自分を認める方法の一つに「私は」と主語をつけて表現してから行動に移していきます。自分の考えや思いを自分で聞きとっていくためです。

「私これやりたい?」と自分の心に聞いてから行動する。

食べる前に「今、アイスクリーム食べたい?」と冷静に聞けるようになると、案外「今は、いいやー、いらないよ」と答えが返ってくるかもしれません。ちゃんと身体の本当の声を聞けるようになると、自分の身体が求めている栄養を感じ取り、必要なものを必要なだけ取り入れることができます。

そうなると、どんどん落ち着いていきます。日頃から自分に聞くいて行動する習慣を身につけておくと、「自分の食べたい体に必要な量」を自分で感じ取るようになっていきます。心と体にいいですね。

自分に聞く習慣が身についていくと、食事以外にも人生を全体的に見て「自分が一番やりたいこと」など、どんどん自分のことが分かっていきます。

始めは「私が今一番やりたいことを教えて」と聞いても答えが直ぐに返ってこないと思います。「今まで、全然私の本当の声を聞いてくれなかったでしょう」とすねちゃっているので、毎日毎日聞いてあげることです。

聞いて聞いて聞き続けて「私は、こうしたい」という感覚が出てきたら、やってあげてね。行きたいところや、やってみたい運動や音楽、興味のあることを感じ取っていきます。費用の関係で直ぐにできないこともあると思いますが「あー、これやりたいね」とハッキリさせるだけでも違ってきます。

自分の思いを自分でちゃんと聞いてあげることが重要です。

私が自己肯定感を上げていくために良いきっかけになった書籍は、著者 大嶋信頼氏「自己肯定感が低いあなたが変わる本」です。この本がきっかけで、自分が癒されて自分の気持ちをちゃんと聞いてあげられるようになりました。

 

 

4. 心理学実験をヒントに楽しいことを思い出して自己肯定感を上げる

 

心理学で、ある実験調査がありました。階段を歩いて登っていきエレベーターで降りることを繰り返したチームとエレベーターで上がり階段を降りるチームとに分かれ、それを繰り返してもらいます。

な・な・なんと、階段を降りるチームは、憂鬱になり嫌なことばかり思い出したのですが、階段を登ったチームは、必然的に上を向いて登ることになり、楽しいことを思い出し元気になっていったそうです。

至って単純なことなのに、上を向いているのか下を向いているのかで気分が変わるんですね。もし、体力があればマンションの階段を登るのもありですが、体力が落ちている時は、自分の部屋の天井を見上げて宇宙をイメージするだけでもいいですよ。上を向くことに意味がありますので、階段を上らなくても大丈夫!

上を向いて100㎞以上ある地球の大気圏を超えて宇宙空間をイメージしてみる。これだけでも元気になりそうです。

階段は、元気がある時に運動にもなるので気分のアップと一石二鳥です。その日に合わせて部屋の天井を見上げる日もあれば、階段の日もあるというようにミックスして取り入れています。

上を向いて楽しいことを思い出せれば儲けもの。思い出すだけで、脳は「あれ、何か楽しいね」と錯覚しますので、錯覚している間に本当に楽しくなります。楽しい感覚の時には、エネルギーもアップしていますので、自分に対しても肯定的になっています。

本来、私たちは幸せになるために生まれてきています。人生楽しいことが一杯ありますよ。それを感じ取る感覚を思い出すだけでいいんです。