1.母との問題は、心の中の「トラウマ」が関係している
4.今回の「私の人生シフトチェンジの旅」では、トラウマの解消に特化したFAP療法との出会いについてです。
カウンセリングで自分の置かれている状況が客観的に理解でき、母とは程よく距離を置くことを学びました。それまでは、毎週電話をして様子を伺っていましたが、間を開けてやがてこちらからは用事がある時以外は電話をしないという流れです。
その後、家の近くにあるケアハウスという高齢者の自立支援の施設に空きが出て、母はその施設へ引っ越してくることになりました。
(施設に入ることを決めるまでの流れは、こちらのブログに書かせていただきました。やはり、最初は抵抗していましたので、一緒に考えながら施設への入所を決めましたので、施設についてお考えの方はご参考までに御覧になられてください)
引っ越してからも同じで、用事がある時はサポートさせていただき、それ以外はたまにランチに出かけるという感じでした。ここで問題なのは、程よく母と距離は取れたものの気持ちの上で罪悪感に襲われてくるというものです。
たとえ距離を置いてもどこか近くに感じ、支配されている感覚が残るのです。一緒に暮らしていなくても一緒に暮らしている時と同じ感覚だったりもしました。実際に目の前にいないわけですから、これは心の問題であることは一目瞭然です。
それが「トラウマ」だと感じ、トラウマの解消につながる催眠療法やヒプノセラピーに興味を持ちセッションも受けて習っていましたので理解はしていました。
随分癒されていましたが、まだ残っている感覚でしたので、どこか無意識的にアンテナを張っていた感じです。そこで出会ったのがトラウマの解消に特化した「FAP療法」でした。
2.さらに深い「トラウマ」を解消する
「FAP療法」は、大嶋信頼先生らが開発された、日本の心理療法です。大嶋先生を知ったのは「自己肯定感が低いあなたが変わる本」という書籍からで、この本がきっかけでFAP療法を知り、早速受けてみました。
今までにない非常に新しい心理療法で、受けた時の感想は、とても面白いワクワクするというものでした。脳がリラックスしていき、トラウマが起きたその時から止まってしまっていた記憶が動き出し流れて、そして整理されていくようでした。FAP療法の詳しい説明はこちら
幼少期は、まだ脳が発達していませんので、親のちょっとした言動で傷ついたりしてしまうものです。完璧な親はいませんし、感情的になることは普通にあると思います。ですので、人は多かれ少なかれ心の傷つきを体験しているものです。
誰でもあるものだと思ってしまいますが、特に支配的な親の元で多くの傷つきを体験し、緊張状態が持続している環境で育った場合、大人になってからもかなり影響があるものです。私は、身を持って体験しました。
私が受けたり習ったりした療法は、それぞれに素晴らしいもので、楽になると共に症状は緩和していきましたが、完全には完治はしていませんでした。
最終的にFAP療法で母親の支配から自由になり、完治できましましたので、トラウマの影響、親の支配の影響は深いものがあります。FAP療法は、この「トラウマ」に焦点を当てて行っていく療法になります。
この療法の着目点は、私たちがどうしても抑圧してしまう怒りについてです。この怒りを抑圧するのではなく、かといって爆発させるものでもなく怒りに気付いて認め、受け入れて、やがてニュートラルに中和していくというものです。
人によっては抑圧が解放されて、怒りが強く湧き上がってくるケースもありますが、私はどんどん落ち着いていき、母と距離を置くことへの罪悪感がなくなっていきました。ふと気が付くと、摂食障害(過食症)の症状は半年現れず完全に完治したことを実感しました。その後、症状とは無縁になることができました。私の無意識さんは、必要な時期に必要な心理療法との出会いを引き寄せてくれました。
つまり、自分の無意識の感覚に従って選択してみると、人生きっと上手くいくようになっているのだと思います。たとえ遠回りしたと感じることがあったとしても、それは間違いなく必要な経験と体験だったのです。
今まで体験してきた、自分の人生が「シフトチェンジ」するきっかけとなった心理療法やセラピーを紹介させていただいています。17才に発症した接触障害が完治するまでにだいたい37年かかっていますので、その他の症状や気になることに対して、今までの療法のいいところを取り入れると、早く解消されていくのではないかと「人生をシフトチェンジしっかりコース」を組み立ております。詳しくはこちらです。
そして、次の展開に入っていきます。次回は「エネルギーワークのクリアリング」との出会いです。