1. 思う通りの人生を生きるためのヒントは「人生脚本」それってなーに?

人生を生きれている?
どこか自分らしい人生を生きて
いるって感じはしないんだよね


以前の私だったら内気ちゃんのような感じ
だったんだ。
今だとね「自分らしい人生を生きて
いるよ」って答えられるんだ


だったから、なんでだろうって思って、
無意識が関係する幼少期を振り返ることが
よくあるの。それで「人生脚本」を知ったのよ。


脚本のようなもので、自分で決めて描いているのよ。
人生脚本は、交流分析という心理療法「自分と他者のコミュニケーションの取り方を分析し、人間関係をスムーズに改善していく方法」( 創始者 アメリカの精神科医エリック・バーン氏、著者 杉田峰康氏 参照)があり、その中で人生をドラマだという仮説を立てています。この人生ドラマには脚本のようなものがあり、人は、その脚本通りに演じて生きているというものです。
人生脚本はだいたい5~6才位までには描き終えているとされています。つまり、両親の影響を大きく受けると考えられる幼少期に、環境に応じて自分にとって最善と感じられる脚本を無意識に完成させてしまうのです。
環境に応じてほぼ無意識で描いていくものなので、完成した脚本が自分にとって好ましくない場合もあります。自分にとって好ましくない脚本であれば、その拘束のようなものを外して、好ましい人生脚本へと描き替えていく必要があります。
どう描き直したの?


だから、母親に好かれるために、母親に従順に
なることを選択したみたいなのよね。心にゆとり
のない母は、私の成長をあまり喜ばなかったから、
いつも母親の傍を離れないためにも、自立すると
いうのは、望ましくないでしょう。

「人生脚本」を描き出したみたいよ。
成長しないという否定形だから生き辛そう
でしょう。「成長するな」という「人生脚本」
を手放し、自分のペースで「成長していこう」
に描き変わったのかなと思うのよ。

2. 環境に適応するために、必要な「人生脚本」を無意識に選択する
引っ込み思案の私も5才頃までは、天真爛漫でした。母親は、いつも怒っているような表情で近づきにくい存在でしたので、10才上の姉によく遊んでもらっていました。その姉と楽しく遊んでいると、母親の機嫌はより悪くなり無表情になります。
なぜなら、可愛がってくれた姉たちは、母親が違う異母姉妹だったからなんです。
子供の頃、母はなぜお姉ちゃんたちと距離を置いているのだろうと思うものの詳しい事情は分かりません。ただお姉ちゃんたちといると楽しいので、お姉ちゃんの部屋に入り浸っていました。
大人になれば「母は、寂しかったのだろうな」ということを理解できますが、子供の頃は理解できません。そんなある日、突然母が私を置いて実家に戻ったのです。何日かして戻ってきてくれましたが、その時の寂しさは今もよく覚えています。大人になって聞いてみると、父との離婚を考えて実家に戻ったのだそうです。
子供なりに感じるもので、見捨てられたと思ったのでした。
その時「天真爛漫に好きに行動してはいけない。母親の言うことをちゃんと聞かないと見捨てられる」と思ったのです。母が実家から戻ってからは、見捨てられる不安や怯えから、とても従順な子どもになったことを覚えています。
また、母は私が何か一つずつ覚えたり、できるようになっても全く喜ばないため、私の「人生脚本は、成長するな」を選択したようです。「成長し自立して、何でも自分でできるようになるよりも母の傍で助けにならなければ」という「人生脚本」です。


一番ベストの選択だったのよ。
幼少期の頃は、母に見捨てられると生きていけないと思うのは自然なことで、その時に「母の言うことは絶対に聞かないといけない」と思ったのです。環境の中で適応して生きていくためには、必要だったのです。
問題は、大人になり母の助けが必要なくなったにも関わらず、切り替えることができないことなんですよね。
3. ネガティブな「人生脚本」を見つけるためのヒント

という人生はつまらないでしょう。だから、
その時に決めたにしても「描き変えることができる」
ということを知り、描き変えていくの。


を振り返ってみてね。脚本の参考を載せておくね。
参考にしてみるね。

私たちは、親との関わりからメッセージを受け取るのですが、言葉がまだ不十分な幼少期では、態度や雰囲気からメッセージを受け取ることが多いのです。
交流分析では、否定的で子どもの行動を制御してしまうメッセージを「禁止令」と言います。私の場合でいうと、自分でできるようになっても母は「あっ、そう⤵」と喜ばない様子でしたので(母は、ストレスから余裕がないためで悪気はありません)できるようになってはいけないんだと思ってしまいました。
この「禁止令」には、様々なパターンがあります。いくつかのパターンを参考のために書き出しておきますので、思い当たるものがないかチェックしてみて下さいね。
【禁止令】
(1)存在してはならない
乳幼児期から、拒絶、虐待、存在無視、あるいは、両親の不和の原因が子ども側にあるような言動などから「存在してはならない」と言ったメッセージが養育者側から発信されて受け取ってしまう。
一般的にこのメッセージを受け取ると悲哀感や絶望感などの陰があったり、自分が他者にとって邪魔になると心の奥で感じ、相手との一体感が持てなくなってしまう。私は、この「禁止令」の影響も受けていました。
(2)男(女)であってはいけない
男:父親不在で男の子らしい遊びなどを通じて、男性的な役割を自然な形で、身に付けていく機会がなかった場合、大人になっても母親依存の感情が潜んでしまったり、異性との関係で、受け身的になってしまうなどの影響に現れることがあります。
女:親が長男を望むあまり、幼児期に「女の子でがっかりしたよ」とか「女はいつも損をするよ」と聞かされて育った場合など、勝気すぎて男性と闘争的な関係になりやすかったりする傾向があります。
(3)子どもであるな
子どものように楽しんではいけない。
両親、あるいはどちらかが人生の楽しみを怠惰と見なしたり、他人に頼ることのない超自立的な親からの影響を受け、楽しむことが罪のように教えられてしまう場合。
仕事中毒や自己犠牲といった生き方をしてしまうことが多い。児童期では、勉強ばかりして休み時間が落ち着かなくなったりする傾向もあったりします。
(4)成長してはいけない
大人になることを拒むピーター・パン。特別扱いを期待したり、依頼心が強くなってしまう。何年も留年を重ねたり社会人になる行動が取れなかったりする。母子密着が強く過保護・過干渉が見られることが多い。母子一体という思い込みができてしまう。
成長過程における親の拒絶などによる愛情喪失から、この事実に耐えられず幻想のなかで母子一体感を存続させようとしてしまいます。大人になっても母子一体感の幻想を無意識的に存続させようとし、周囲に合わせ過ぎてしまう。
(5)成功してはいけない
「あなたは何をやってもダメね」「肝心なところで必ず失敗する」などの「禁止令」を受けて、大人になった時に自己破壊的な人生を送っちゃう。世間的に知られる業績を上げながら、女性関係がもとで全てを棒に振ってしまうなど。
他者からすると「ええー、何で?」と思うけれど、「禁止令」が入っているとやっちゃうのかなぁと思います。
(6)実行してはいけない
この「禁止令」は、親の「・・・できない」というメッセージが考えられてきます。「忙しくって食事の用意ができない」とか「遊んであげたいけど、用事があってできない」など、親が「しない」のに「できない」といった表現を使う場合。
影響としては、人生の重要な局面に立つ時、決断実行ができなかったり、新しい技術に接しても旧体制から抜け出せず、取り残されてしまったりするなど。
(7)重要な人物になってはいけない
「お前は子どもだから黙っていなさい」といつも自己主張を禁じられた場合、優秀な頭脳を持ちながら、劣等感に悩む。児童期には自意識過剰になってしまい、自信が持てなかったり、失敗を恐れて頭角を表せなかったり、仲間の手先になってしまったり。
他にもありますが7つ挙げてみました。(他の「禁止令」が気になる方は「交流分析、禁止令」で検索すると出てきます)それぞれ入り混じったりしながら、影響を受けているのかと思います。見当たらない場合は、親からの否定的な「言葉や態度」から感じ取ったものを想像してみて下さいね。
そういえば、何となく「禁止令のメッセージを受け取ったかな」と感じたら、この「禁止令」がきっかけとなり、その環境の中で生きていくための「人生脚本」を描いたと考えられるのです。
さらに、その「人生脚本」からコミュニケーションの基本を身に付け、その人生を生きてきたという仮設が成り立ちます。
ものを受け取ってしまうことがあるのね。


じゃないよ。人生上手くいかない時のことだよ。
例えば失敗しても経験として活かせている人は、
「活かしていく」という脚本なんだよね。

まずは気付くことが大事なのよね。
4.「人生脚本」を知り、自分が望む「人生脚本」に描き変えていく


無意識さんの力を使うとよさそうよ。
私の母の場合、子育ての不安から子どもが成長してこの先どうなるの?などといろいろな思いが重なり子供の成長を喜べなかったようです。親なりの事情があることなので、もし「禁止令」に気付いたとしても、親を恨むのではなく脚本を描き変えていくことを優先して下さいね。
では、具体的に禁止令を溶きほぐしていきましょう。まず、自分が描いたであろう「禁止令」を思い浮かべてみます。
私の場合で見ていきますね。
私は「成長するなの禁止令」を描いてた自分がいるなぁ~と、フワーッと「禁止令」に注目してみます。その時に体の反応を見ていきます。私の場合は、首・肩に力が入ってしまいます。その体の感覚に意識を向けながら、同時に呼吸にも意識を向けていきます。
ただただ、吸って~吐いて~と繰り返し呼吸に意識を向けていきます。3分~5分位は繰り返していきます。(しんどくない程度)
日常、呼吸は無意識に行っていますので、その呼吸に意識を向けていくことは、どんどん無意識さんに注目することと同じなのです。無意識さんに注目していくと、無意識さんは活性化されていきます。
そして、首・肩(私の場合)にも、どんな感じかなぁ?と、また、意識を向けてみます。体の反応も無意識さんが関係していますので、無意識さんが活性化していきます。
すると、フワーッと力が抜けてリラックスし、力みが抜けていきます。これで「禁止令」の成長するな(私の場合)を思ってみて、気にならなくなっていればOK!
この呼吸法を「疲れてるな」という時に行ってみて下さい。そして「最近、疲れが軽くなってきた」となれば、かなり「禁止令」は促されてきています。そうなれば、自分の「人生脚本」を描きなおします。
「楽しいことを選択しようかぁ」「成長しょうかなぁ」と、こちらは断言するよりもフワーッと描く方が無意識さんに入りやすいです。本来私たちは自由ですので、ワクワク楽しくなる人生に描きなおしてみて下さいね。
呼吸法では難しい場合は、幼少期のトラウマさんを解消していくFAP療法という方法もございますので、ご紹介させていただきますね。「FAP療法」詳しくはこちら
「人生脚本」に描き変えることができるのね。


「人生脚本」にしてね。
「人生脚本」は無意識に選択したものなので、無意識さんをどんどん活性化させて、ぜひ自分の理想的な「人生脚本」に描き換えて、思うままの人生を生きて下さいね。